孫からの「大好き」は無限大!年齢や性格で変わる愛情表現、見つけて育む特別な絆

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孫からの大好きは言葉だけじゃない年齢や個性で変わる愛情表現のサインを見つけ無償の愛で受け止める祖父母のヒント

お孫さんからの「大好き」、もしかして見逃していませんか?

「うちの孫は、なかなか『おばあちゃん、大好き!』なんて言ってくれないのよ」

「ねえ、おじいちゃん。最近、あの子ったら、ちょっと素っ気なくないかしら?」

孫を持つおばあちゃん、おじいちゃん、そう感じたことはありませんか?
私たち祖父母にとって、孫はかけがえのない宝物。無条件に可愛くて、ただその存在があるだけで幸せな気持ちになるものですよね。朝起きて、孫の顔を思い浮かべるだけで、今日一日頑張ろうって思える。退職してから、孫の成長を見守ることが、私の毎日の何よりの楽しみになりました。

でも、時にね、ちょっぴり寂しくなることもあるんです。「もしかして、私ってあまり必要とされていないのかしら…」なんて、胸の奥がチクっと痛むことも。特に、息子のお嫁さんのこととか、色々と気を遣うことも多い中で、孫の気持ちが分からなくなると、本当に不安になるものですよね。

でも、心配いりませんよ。
孫ちゃんからの「大好き」は、決して言葉だけで伝えられるものではないんです。むしろ、言葉よりも雄弁に、たくさんの愛情のサインを私たち祖父母に送ってくれているんですよ。ただ、そのサインが、あまりにもさりげなくて、見逃してしまっているだけなのかもしれません。

お子さんにも個性があるように、お孫ちゃん一人ひとりにも、それぞれ違った愛情表現の仕方があるんです。そして、その表現は、成長とともに変化していきます。今日お話ししたいのは、そんな孫ちゃんからの隠れた「大好き」のサインを見つけ出し、私たちがどうすればその愛情を温かく受け止めることができるのか、ということ。まるで宝探しみたいで、知れば知るほど、孫ちゃんとの毎日が、もっともっと輝き出すはずです。

さあ、私たち祖父母の特別な役目、お孫ちゃんからの愛のメッセージを、一緒に読み解いていきましょうね。

孫ちゃんの心を読み解く「愛情サイン」のひみつ

お孫ちゃんが「大好き!」と私たちに伝えてくれる方法は、年齢や性格によって本当に様々です。まるで、それぞれの孫ちゃんが持っている、とっておきの秘密の暗号を解読するようなものです。この暗号が分かると、今まで見過ごしていた小さな行動の一つ一つが、愛情のメッセージに変わって見えてくるから不思議ですよ。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんが、じっとあなたの顔を見つめる視線。
まだ言葉を話せない幼い子が、あなたの手をぎゅっと握ってくる小さな力。
それから、もう小学生になった子が、恥ずかしそうにしながらも、学校であった出来事を教えてくれる姿。
これら全てが、お孫ちゃんから私たち祖父母への、紛れもない「大好き」という愛情表現なんです。

大切なのは、これらのサインが「ある」と知ること。そして、それぞれのサインが示す意味を理解することです。そうすれば、私たちは今まで以上に、お孫ちゃんの心に寄り添い、もっと深く、温かい絆を育むことができるはずです。

乳幼児期の「ぎゅっ」と「きらきら」の愛情サイン

まだ言葉を話せない、ねんねの赤ちゃんや、よちよち歩きの乳幼児期のお孫ちゃん。この時期のお孫ちゃんからの愛情表現は、言葉ではない分、私たち祖父母にとっては、まるで心を直接触れられているような、純粋で感動的なものばかりです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、私たち祖父母の顔をじっと見つめてくれますよね。あの、吸い込まれるような視線。あれは、赤ちゃんが私たちを「安心できる人」「自分にとって大切な存在」と認識している証拠なんです。たくさん話しかけて、目を見てあげることで、赤ちゃんは私たちに心を許し、強い信頼感を育んでいきます。

少し大きくなって、抱っこをすると、小さなお手々で私たちの服をぎゅっと握ってきたり、顔を胸にうずめてきたりすることがありますよね。あの温かい抱っこ、私なんていつまでも抱きしめていたくなっちゃう。それは、私たち祖父母の腕の中が、お孫ちゃんにとって一番安心できる場所だと感じているからなんです。不安な時や眠たい時に、私たちに抱っこを求めてくれるのは、最高の愛情表現。お孫ちゃんがぐずった時も、抱きしめてあげることで、私たち祖父母への信頼はぐっと深まります。

また、私たちの顔を見て、にこっと笑ってくれるあの笑顔!まるで太陽みたいで、私たち祖父母の心を一瞬で温かくしてくれますよね。これは、あなたと一緒にいることが楽しい、嬉しい、という気持ちをストレートに表現しているんです。この笑顔こそが、「おばあちゃん(おじいちゃん)といると安心するな、楽しいな」という、かけがえのない愛情のサインなんです。

よちよち歩きが始まり、ハイハイで私たちについてくる姿。そして、こちらが手を差し伸べると、迷いなくその小さな手を握ってくれる。これもまた、お孫ちゃんが私たち祖父母を「信頼できる存在」「一緒にいたい存在」として選んでいる証拠なんですよ。お孫ちゃんが指差しで何かを私たちに見せようとする時も、それは「ねぇ、おばあちゃん、これ見て!」と、あなたと共有したい気持ちの表れ。どんな些細なことでも、笑顔で「そうだね、すごいね!」と返してあげることが、お孫ちゃんの愛情を育む大切な一歩になります。

動きが活発になる幼児期の「あれして!これ見て!」愛情サイン

2歳から6歳くらいの幼児期になると、お孫ちゃんは自分の世界を広げ、言葉もどんどん覚えていきます。この時期の愛情表現は、より行動的で、時には私たち祖父母を困らせるような「わがまま」の中に隠されていることもあります。

例えば、私たち祖父母の姿を見つけると、「おばあちゃん!」「おじいちゃん!」と飛びついてきて、ぎゅーっと抱きついてくる。これは、言葉よりも雄弁な「大好き!」ですよね。私なんて、あの小さな体が飛びついてくる瞬間が、何よりの幸せです。時には、遊びに夢中になって、なかなか反応してくれないこともありますが、ふと気づくと、私たちの膝に座っていたり、服の裾を引っ張っていたり。これもまた、「ねえ、構ってほしいの!」という、甘えたい気持ちの表れなんです。

「おばあちゃん、これ読んで!」「おじいちゃん、これ作って!」と、私たちに何かを求めてくることも増えます。これは、お孫ちゃんが私たち祖父母を「自分の願いを叶えてくれる人」「楽しいことをしてくれる人」として認識し、私たちになら安心して甘えられると感じている証拠です。忙しい時でも、できる限りお孫ちゃんの声に応えてあげると、お孫ちゃんの心に「おばあちゃん(おじいちゃん)は僕(私)のこと、大好きでいてくれるんだ」という信頼が積み重なっていきます。

この時期のお孫ちゃんは、私たち祖父母の真似をしたがることも多いですよね。私がお料理していると、小さなエプロンをつけて横に立って「私もやる!」と言ってくれたり。これは、お孫ちゃんが私たち祖父母を「憧れの存在」として見ていて、私たちと同じことをしたい、近づきたいという強い気持ちの表れなんです。一緒に何かをすることで、お孫ちゃんは「おばあちゃん(おじいちゃん)は、僕(私)の味方だ」と感じ、より一層愛情を深めてくれるでしょう。

そして、時には「これ、おばあちゃんにあげる!」と、自分の大事なおもちゃや、道端で見つけたきれいな石ころを渡してくることもあります。これは、お孫ちゃんが自分にとって大切なものを、私たち祖父母と分かち合いたいという、純粋な愛情の証です。どんなものでも、満面の笑みで「ありがとう、嬉しいわ!」と受け取ってあげてくださいね。そうすることで、お孫ちゃんは「僕(私)の気持ちは伝わったんだ」と喜び、さらに愛を表現してくれるようになります。

ぐっとお兄さん、お姉さんになる小学生の「さりげない」愛情サイン

小学校に入学すると、お孫ちゃんはぐっとお兄さん、お姉さんになります。友達との関係が広がり、習い事などで忙しくなるにつれて、私たち祖父母と過ごす時間は減り、言葉で「大好き」と伝えてくれることも、さらに少なくなるかもしれません。でも、心配はいりませんよ。この時期のお孫ちゃんは、もっと成熟した形で愛情を表現してくれるようになります。

例えば、学校から帰ってきて、私たちの顔を見るなり、「ただいま!」と笑顔で言ってくれる。それだけでも、私たち祖父母にとっては、大きな喜びですよね。そして、玄関先で立ち話をする時、今日あった出来事をポツポツと話してくれることがあります。友達と喧嘩したこと、テストで良い点数を取ったこと、面白かった授業のこと。親御さんには話さないような、ちょっとした秘密を私たちにだけ教えてくれることもあります。これは、私たち祖父母を「信頼できる相談相手」「何でも話せる安心できる存在」として認めている証拠なんです。多くを語らずとも、じっと耳を傾けてあげることで、お孫ちゃんは心の中で「おばあちゃん(おじいちゃん)は僕(私)のことをちゃんと見てくれている」と感じてくれるでしょう。

また、お手伝いを申し出てくれるようになるのもこの時期の特徴です。重い荷物を持ってくれたり、お皿を運んでくれたり。「おばあちゃん、これやるよ!」と、照れくさそうに言ってくれるその行動は、私たち祖父母を気遣い、助けたいという気持ちの表れです。これは、お孫ちゃんが私たちに寄り添い、貢献したいという、深い愛情からくる行動なんですよ。たとえ手伝いがスムーズにいかなくても、「ありがとう、助かったわ!」と感謝の気持ちを伝えることが大切です。

旅行先で私たち祖父母へのお土産を選んでくれたり、誕生日や敬老の日に手作りのプレゼントや手紙をくれることもありますね。拙い文字で書かれた「おばあちゃん、いつもありがとう」のメッセージや、一生懸命作ったであろう折り紙の作品。どれもこれも、私たち祖父母にとっては、何にも代えがたい宝物です。これは、お孫ちゃんが私たち祖父母に「喜んでもらいたい」「感謝の気持ちを伝えたい」という思いを込めた、紛れもない愛情表現なんです。

一緒に公園に行ったり、自宅でボードゲームをしたり、共通の趣味を共有する時間も増えるかもしれません。「おばあちゃん、一緒にゲームしない?」「おじいちゃん、これ教えて!」と誘ってくれるのは、お孫ちゃんが私たち祖父母との時間を大切にしたい、一緒に楽しい思い出を作りたいと思っている証拠です。言葉数が減っても、一緒に同じ空間で過ごし、同じ時間を共有すること自体が、お孫ちゃんからの「大好き」というメッセージなんですよ。

思春期前後の「つかず離れず」の愛情サイン

高学年から思春期に差し掛かると、お孫ちゃんはますます自立心を強め、自分の世界を持つようになります。私たち祖父母から見ると、なんだか急に大人びてしまって、話しかけても「うん」「別に」といった短い返事しか返ってこないことも増えるかもしれません。友達との約束を優先したり、部屋にこもりがちになったり。寂しいと感じることも、正直あるでしょう。私も、息子が思春期になった時、急に距離を感じて寂しかったのを覚えています。

でも、この時期のお孫ちゃんも、私たち祖父母からの愛情を必要としていますし、私たち祖父母に独自の形で愛情を表現しているんです。ただ、その表現が、これまでとは少し異なるだけなのです。

例えば、直接話しかけてこなくても、リビングで私たちがテレビを見ている時に、同じ部屋で宿題をしたり、スマホをいじったりしている。これは、お孫ちゃんが、言葉には出さないけれど、「おばあちゃん(おじいちゃん)と同じ空間にいたい」「そばにいて安心したい」と感じているサインです。べったり甘えてくることはなくても、私たち祖父母の存在自体が、お孫ちゃんにとっての心の拠り所になっているのです。私たちから無理に話しかけなくても、そっと見守り、存在を肯定してあげるだけで、お孫ちゃんは安心感を覚えるでしょう。

何か困ったことがあった時、親御さんには言いにくいことでも、私たち祖父母にそっと相談を持ちかけてくることがあるかもしれません。学校のこと、友達のこと、将来のこと。もし、お孫ちゃんがあなたに心の内を打ち明けてくれたら、それは最高の信頼の証です。私たち祖父母を「自分を頭ごなしに否定しない人」「自分を受け止めてくれる人」として認めているからこそ、打ち明けてくれるのです。この時、アドバイスを押し付けず、まずはじっくりと話を聞いてあげることが大切です。

「今日、どこか出かけるの?」「何か手伝うことある?」などと、一見ぶっきらぼうに見える言葉の中にも、私たち祖父母を気遣う気持ちが隠されていることがあります。これは、お孫ちゃんが自立しつつも、私たち祖父母への感謝や、大切に思う気持ちを、彼らなりの形で表現しているんです。

この時期は、私たち祖父母が一方的に愛情を注ぐだけでなく、お孫ちゃんの自立を尊重し、適度な距離感を保つことが重要になります。無理に干渉せず、求められた時にいつでも支えられる存在であることを示す。それが、思春期のお孫ちゃんが求めている「祖父母からの愛」なのです。彼らが安心して自分の世界を広げられるよう、温かく見守ってあげてくださいね。

孫ちゃんの性格別!愛情表現のヒント

お孫ちゃんの愛情表現は、年齢だけでなく、その子の個性や性格によっても大きく異なります。だからこそ、私たち祖父母が、お孫ちゃん一人ひとりの性格を理解し、それに合わせた接し方をすることが、お孫ちゃんの心をより豊かにし、愛情を深める鍵となるんです。

人見知り・シャイなタイプのお孫ちゃん

このタイプのお孫ちゃんは、初対面の人や慣れない場所では、なかなか自分から話したり、懐いたりしないことが多いかもしれません。私たち祖父母に対しても、すぐに抱きついてきたり、言葉で愛情を伝えてきたりすることは少ないでしょう。
でも、それは決して愛情がないわけではありません。心の中で「大好き」と思っていても、それを表現するのが苦手なだけなんです。
このタイプのお孫ちゃんには、ゆっくりと時間をかけて、少しずつ距離を縮めていくことが大切です。急に抱きしめたり、たくさん話しかけたりせず、まずは優しい笑顔で見守ってあげましょう。同じ空間で静かに過ごしたり、さりげなく隣に座ったり。少しずつ慣れてくると、視線を合わせてくれたり、近くに寄ってきてくれたり、小さな声で話しかけてくれるようになるはずです。その小さな一歩を、最大限に褒めてあげてくださいね。

活発・元気なタイプのお孫ちゃん

このタイプのお孫ちゃんは、常に動き回っていて、エネルギーに満ち溢れています。愛情表現もダイナミックで、全力で飛びついてきたり、大きな声で「おばあちゃん!」「おじいちゃん!」と呼んでくれたりすることが多いでしょう。
このタイプのお孫ちゃんには、私たち祖父母も一緒に体を動かして、全力で向き合ってあげると、最高の喜びを感じてくれます。公園で鬼ごっこをしたり、家の中で積み木を高く積んでみたり。体を動かす遊びを通して、お孫ちゃんは「おばあちゃん(おじいちゃん)は僕(私)の遊び仲間だ!」と感じ、絆を深めてくれます。彼らが熱中していることに興味を示し、一緒に楽しんであげることで、その愛情は爆発的に表現されるでしょう。

甘えん坊・寂しがり屋なタイプのお孫ちゃん

このタイプのお孫ちゃんは、私たち祖父母に、物理的な接触や言葉での愛情表現を頻繁に求めてくることが多いかもしれません。「抱っこして」「そばにいて」と、常に私たち祖父母の近くにいたがったり、何度も「大好きだよ」と言ってきたり。
このタイプのお孫ちゃんには、とことん受け止めてあげることが大切です。たくさん抱きしめて、たくさん「大好きだよ」「可愛いね」と、言葉で伝えてあげましょう。彼らが求めているのは、私たち祖父母からの「無条件の愛」と「安心感」です。甘えさせてあげることで、お孫ちゃんは「自分は愛されているんだ」という確信を深め、自己肯定感を育んでいきます。

クール・マイペースなタイプのお孫ちゃん

一見、感情を表に出さないように見えたり、自分のペースで物事を進めたがったりするタイプのお孫ちゃんもいます。私たち祖父母から見ると、何を考えているのか分かりにくく、愛情が伝わっているのか不安になることもあるかもしれません。
しかし、このタイプのお孫ちゃんは、言葉や大きな行動ではなく、自分なりの「静かなサイン」で愛情を示していることが多いのです。例えば、部屋のドアを少し開けておいて、私たちが通りかかるのを待っていたり、さりげなく私たちの好きなものを覚えていてくれたり。
このタイプのお孫ちゃんには、無理に感情を引き出そうとせず、彼らのペースを尊重してあげることが大切です。彼らの興味のあることには耳を傾け、静かに見守ってあげましょう。私たち祖父母が、彼らの個性を受け入れ、ありのままを愛していることを態度で示してあげることで、彼らは心を開き、自分らしい方法で愛情を表現してくれるようになるはずです。

どんな性格のお孫ちゃんも、私たち祖父母の愛情を必ず感じ取っています。大切なのは、私たち祖父母が、それぞれのお孫ちゃんの個性を受け入れ、その子らしい愛情表現のサインを見つける努力をすることです。そうすれば、今まで気づかなかった「大好き」が、毎日の生活の中に溢れていることに気づくでしょう。

祖父母だからできる、孫ちゃんの愛情を育む魔法の接し方

私たち祖父母は、親とはまた違った形で、お孫ちゃんの成長に寄り添い、愛情を育むことができます。親御さんには言えない悩みを聞いたり、親御さんではできないような、ちょっと特別な体験をさせてあげたり。孫ちゃんとの絆をさらに深め、彼らからの愛情をたくさん引き出すために、私たち祖父母が心がけたい魔法の接し方をご紹介しますね。

1.無条件の愛を注ぐこと

お孫ちゃんに注ぐ私たちの愛は、文字通り「無償の愛」です。何かを期待するのではなく、ただそこにいてくれるだけで、私たちは幸せを感じられます。そして、お孫ちゃんは、そうした無条件の愛情を敏感に感じ取っています。
「良い子ね」「えらいね」と褒めるだけでなく、「あなたがそこにいるだけで、おばあちゃん(おじいちゃん)は嬉しいよ」という気持ちを伝えてあげましょう。たとえお孫ちゃんが何か失敗してしまっても、頭ごなしに叱るのではなく、「大丈夫だよ」「次があるよ」と、優しく受け止めてあげること。そうすることで、お孫ちゃんは「おばあちゃん(おじいちゃん)は、どんな時も僕(私)の味方でいてくれる」と安心し、心の拠り所として私たちを頼ってくれるようになります。

2.「ありがとう」を惜しまないこと

お孫ちゃんが何かしてくれたら、どんなに小さなことでも、「ありがとう」「助かったわ」と、心を込めて感謝の気持ちを伝えましょう。お手伝いをしてくれた時、絵を描いてくれた時、笑顔を見せてくれた時。私なんて、孫がお茶をこぼしても「拭いてくれてありがとうね」って言っちゃうくらいです(笑)。
「ありがとう」という言葉は、お孫ちゃんに「自分の行動が誰かの役に立った」「自分の存在が喜ばれている」という喜びを与えます。そうすることで、お孫ちゃんは「もっとおばあちゃん(おじいちゃん)を喜ばせたい」と感じ、さらに積極的に愛情を表現してくれるようになります。

3.比較せず、ありのままを受け入れること

「〇〇ちゃんはできるのに、なんであなたはできないの?」といった、他のお子さんや兄弟との比較は、お孫ちゃんの自己肯定感を傷つけてしまいます。私たちは、お孫ちゃん一人ひとりの個性と成長のペースを尊重し、ありのままを受け止めることが大切です。
「あなたはあなたのままで素晴らしい」「あなたの良いところを伸ばしていこうね」というメッセージを常に伝えてあげましょう。完璧さを求めず、努力している過程を褒めてあげることで、お孫ちゃんは安心して自分を表現できるようになります。

4.お孫ちゃんの「好き」を尊重すること

お孫ちゃんが夢中になっていること、好きな遊び、興味を持っていること。それらを私たち祖父母も一緒に楽しむ姿勢を見せましょう。無理に私たち祖父母の好きなものを押し付けるのではなく、お孫ちゃんの「好き」を尊重し、共感してあげてください
例えば、お孫ちゃんが特定のキャラクターに夢中なら、一緒にそのキャラクターの絵を描いてみたり、関連する絵本を読んであげたり。お孫ちゃんの「好き」を共有することで、お孫ちゃんは「おばあちゃん(おじいちゃん)は僕(私)のことを理解してくれている」と感じ、心を開いてくれるでしょう。

5.耳を傾け、話を聞く姿勢を示すこと

お孫ちゃんが何か話したがっている時は、どんなに忙しくても、一旦手を止めて、真剣に耳を傾けてあげましょう。目を合わせて、相槌を打ちながら、「そうなんだね」「それで?」と、続きを促してあげることで、お孫ちゃんは「自分の話は大切に聞いてもらえる」と感じます。
途中で口を挟んだり、意見を押し付けたりせず、まずは最後まで聞くこと。私たち祖父母のこの姿勢が、お孫ちゃんが心を開き、素直な気持ちを話してくれる関係を築く上で、非常に重要になります。特に、親御さんには言えないようなことを打ち明けてくれた時には、決して他の人に漏らさないと約束し、秘密を守ってあげましょう。そうすることで、お孫ちゃんは私たちを「最も信頼できる味方」と感じてくれるはずです。

6.一緒に体験する喜びを分かち合うこと

お孫ちゃんとの絆を深める最高の薬は、一緒に時間を過ごし、特別な体験を共有することです。お料理を一緒に作ったり、公園でシャボン玉をしたり、季節の行事を楽しんだり。遠い場所へ出かけるだけでなく、自宅の庭で草むしりを一緒にしたり、昔のアルバムを見たりするだけでも、お孫ちゃんにとっては特別な時間になります。
大切なのは、その体験を通して、お孫ちゃんと「楽しい」「嬉しい」といった感情を分かち合うこと。共有した思い出は、お孫ちゃんの心に深く刻まれ、私たち祖父母への愛情を育む栄養となるでしょう。

7.親御さん(息子夫婦)との連携と尊重

私たち祖父母が孫と良好な関係を築く上で、息子夫婦、特に嫁との関係は避けて通れない部分ですよね。私も、最初は色々と悩みました。でも、孫にとって、一番大切なのは、親が安心して子育てができる環境です。
私たち祖父母が孫に愛情を注ぎ、孫が私たちに懐いてくれることは、親御さんにとっても嬉しいことです。なぜなら、孫が祖父母の家で楽しく過ごしていると、親御さんは安心して自分の時間を作ったり、仕事に集中したりできるからです。
私たちは、親子の役割を尊重し、決して子育てに口出ししすぎないこと。何かお願いをされたら快く引き受け、困っていることがあればそっと手を差し伸べる姿勢を見せましょう。
親御さんとの良好な関係は、結果として、私たち祖父母が孫と関わる時間を増やし、孫からの愛情表現をさらに豊かにすることにも繋がります。お孫ちゃんが、親御さんと祖父母の間で、愛情いっぱいのびのびと育つことが、何よりの幸せです。

おわりに:孫ちゃんからの愛は、祖父母の宝物

私たちは、今日、お孫ちゃんからの「大好き」が、言葉だけではない、たくさんの温かいサインに満ちていることを知りました。それは、小さな手のぬくもりだったり、輝く瞳のまなざしだったり、時には、ちょっとしたわがままの中に隠された信頼の証だったりする。
私たち祖父母は、この多様な愛情表現のサインを一つ一つ見つけ出し、お孫ちゃんの個性を受け止め、無償の愛で包み込むことができる、本当に特別な存在なんです。

「うちの孫は、きっと私にあまり懐いていないんじゃないかしら…」なんて、もう心配する必要はありません。今日から、お孫ちゃんの行動や態度、表情の一つ一つを、愛情のサインを探す宝探しのように、ワクワクしながら見つめてみてください。きっと、今まで気づかなかった「大好き」が、あちこちに溢れていることに気づくはずです。

お孫ちゃんが私たち祖父母に求めているのは、完璧な祖父母像ではありません。ただ、ありのままの自分を受け入れ、見守ってくれる温かい存在です。私たち祖父母がそこにいるだけで、お孫ちゃんは安心し、健やかに成長していくことができます。

孫という存在は、私たち祖父母に、これまでの人生では味わえなかった、かけがえのない喜びと感動を与えてくれます。彼らの成長を見守り、彼らの愛情を全身で受け止めることができるのは、私たち祖父母に与えられた最高の贈り物です。
これからも、お孫ちゃんからの「大好き」を胸に、毎日を大切に、そして喜びいっぱいに過ごしていきましょうね。お孫ちゃんからの愛は、私たち祖父母にとって、何よりの宝物ですから。

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