孫のSNS利用で不安な祖父母へ。個人情報漏洩の危険から守る具体的な対策と、負担を減らす方法
お孫さんのSNS、心配じゃないですか？
ねえ、皆さん。お孫さんがね、最近スマホを片時も離さなくなった、なんてこと、ありませんか？
うちの〇〇（孫）もね、小学校の高学年になったと思ったら、もうスマホは持ってるし、お友だちと「ティックトック」とか「インスタグラム」とかいうもので動画を撮ったり、写真を見せあったりしてるみたいでね。
私はね、もう目が悪くなっちゃって、小さい文字は霞んで見えにくいし、肩も腰も痛いから、若い子みたいにずっとスマホなんて見ていられないんだけど、孫は本当に夢中なのよ。画面を見つめる後ろ姿を見ているとね、なんだか、昔とは違う時代の波を感じるわね。
でもね、テレビのニュースなんかで「個人情報が漏洩した」とか、「見知らぬ大人とSNSで繋がって、事件に巻き込まれた」なんて話を聞くと、もう心臓がドキドキしちゃうの。孫が、そんなきけんん目に遭うことだけは、絶対に避けたい。
息子夫婦に「ねぇ、SNSって本当に大丈夫なの？」って聞いてもね、「みんなやってるから大丈夫だよ」とか「ちゃんとした設定にしてるから」なんて言うんだけど、なんだか漠然と心配なのよ。私なんか、パソコンなんてほとんど触ったこともないし、定年退職してからやっとスマホの基本的な操作を覚えたくらいだもの。あの複雑な設定とか、私にはもう頭がこんがらがっちゃって、ちっとも分からないのよ。
この不安、私だけじゃないはずよ。同じように悩んでいるおじいちゃん、おばあちゃん、いっぱいいらっしゃるんじゃないかしら？ 孫は可愛いし、成長は嬉しいけれど、今の時代は私たちが若い頃とは違いすぎて、ついていくのが本当に大変だものね。私もね、いつも心配性でね、ああだこうだと考えてしまって、夜もあんまり眠れない日もあるのよ。
今日はね、そんな皆さんの不安を少しでも和らげるために、お孫さんのSNS利用の危険から守る具体的な方法と、私たち祖父母の負担を少しでも軽くするヒントをお話ししようと思うの。長い話になるかもしれないけれど、どうか最後までお付き合いいただけると嬉しいわ。きっと、お孫さんを守るための、たいせつうなヒントが見つかるはずよ。
大切なお孫さんを守るために、今すぐできること
さて、まずはお孫さんが使っているかもしれない、あるいはこれから使うかもしれないSNSについて、少しお話しさせてくださいね。最近の子どもたちが使っているのは、昔の私たちには考えられないくらい、色々な種類があるのよ。
例えばね、短い動画を投稿し合う「TikTok（ティックトック）」とか、写真を共有し合う「Instagram（インスタグラム）」、色々な人が自分の考えを短い文章で投稿する「X（エックス）」、それから動画を見るだけでなく、自分で動画を作って公開する「YouTube（ユーチューブ）」なんかもあるわね。他にも、ゲームをしながらお友達と話したり、メッセージを送りあったりするツールもたくさんあるみたい。もう、種類が多すぎて、目が回っちゃうわね。
でもね、これらの便利なものには、残念ながらきけんんも潜んでいるのよ。
SNSって、何がそんなに危ないのかしら？
私のようなおばあちゃん世代からすると、なぜそんなに心配しなくちゃいけないの？って思う方もいるかもしれないわね。でもね、今の世の中、インターネットは本当に便利だけど、同時に怖い面もたくさんあるの。
まず一番に挙げられるのが、個人情報の漏えいよ。
お孫さんがね、何気なく投稿した写真や文章から、本名、顔、学校名、住んでいる場所、習い事なんかが特定されちゃうことがあるのよ。例えば、制服姿の写真を投稿したり、家の窓から見える景色が写り込んだ写真を載せたりすると、それが手がかりになって、悪い人に居場所を特定されてしまう可能性もあるの。
また、SNSには「位置情報サービス」って言って、今どこにいるかが分かってしまう機能があるものもあるのよ。うっかりその設定をオンにしたまま写真を投稿しちゃったら、どこにいるのかが、知らない人にも筒抜けになっちゃうの。本当にゾッとする話よね。一度インターネットに出た情報は、完全に消すのがとても難しいって言われるわ。これを「デジタルタトゥー」って言うらしいんだけど、刺青みたいにずーっと残っちゃうってことなのよ。
それから、ネットいじめや誹謗中傷も深刻な問題なの。
画面の向こうだからって、心ない言葉を平気で投げつける人がいるのよね。お孫さんがね、もし友達からSNSで嫌なことを言われたり、悪口を書かれたりしたら…考えるだけで胸が痛くなるわ。匿名だからって、みんながみんな、良い人ばかりじゃないのよ。中には、わざと人を傷つけようとする人もいるし、軽い気持ちで書いたことが、相手を深く傷つけてしまうこともあるの。そして、一度拡散された悪口やデマは、あっという間に広まって、なかなか消せないものなのよ。いじめられる側だけでなく、知らないうちに、孫が加害者側になってしまっている、なんてこともないとは言いきれないわね。
あとは、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺なんかも増えているわ。
「おめでとうございます！ 高額当選しました！」とか、「これを見るだけでお金がもらえるよ！」なんて、甘い言葉で誘ってくるメッセージやリンクが送られてくることがあるの。ああいうのはね、絶対にクリックしちゃだめなのよ。個人情報を入力させたり、高額な利用料を請求したりしてくるのよ。私もね、昔「無料です！」ってメールが来たことがあって、危うくクリックしそうになったことがあるの。あの手この手で騙そうとしてくるから、本当に油断できないわ。
そして、一番心配なのが、見知らぬ大人との交流よ。
SNSを通じて、お孫さんに近づいてくる悪意のある大人がいるのよ。最初はとても優しい言葉で話しかけてきたり、お孫さんが好きそうなアニメやゲームの話で盛り上げたりして、徐々に信用させていくの。そうして、お孫さんを誘い出そうとしたり、不適切な写真を要求したりする事件も、残念ながらたくさん起きているのよ。考えただけでも、背筋が凍るわ。
その他にも、暴力的な内容や、子供には見せたくないような刺激の強い動画や画像を見てしまう危険性もあるわね。また、SNSやオンラインゲームに夢中になりすぎて、学業がおろそかになったり、睡眠不足になったり、目がますます悪くなったり、ひどい場合は依存症になってしまったりすることも…ああ、うちの孫も大丈夫かしら、って心配になっちゃうわ。
具体的な安全対策、一緒に見ていきましょうね
ここからはね、私たち祖父母でもできる、具体的な対策についてお話しするわ。難しい話に聞こえるかもしれないけど、一つ一つ、ゆっくりと見ていきましょうね。
プライバシー設定の徹底
これ、本当に大事なのよ！ ほとんどのSNSにはね、「非公開設定」とか「友達のみ公開」みたいな機能があるの。これが「公開設定」になっていると、誰でもお孫さんの投稿が見れちゃう状態になっているのよ。知らない人にも、お孫さんの顔写真や学校名、行動範囲なんかが筒抜けになっちゃうってこと。
だからね、まずは孫や息子夫婦と一緒に、使っているSNSのプライバシー設定を確認してみてほしいの。
例えば、
– **投稿の公開範囲を「友達のみ」や「非公開」にする**：これが基本中の基本よ。
– **友達申請やメッセージの受信設定**：知らない人からの申請やメッセージを受け取らないようにする。
– **写真のタグ付け設定**：お孫さんの顔が写った写真に、勝手に他人がタグ付けできないようにする。
– **位置情報サービスはオフにする**：これは本当に重要よ。どこにいるか分からないように、必ずオフにしておくべきだわ。
こういった設定はね、一度設定したら終わりじゃなくて、時々見直すことも大切なの。SNSのアプリが新しくなったりすると、設定が元に戻っちゃうこともあるみたいだからね。私なんか、目が悪いから設定画面を見るのも一苦労だけど、お孫さんのために頑張ってほしいわ。
強固なパスワード管理
パスワードも本当に大切よ。簡単なパスワードは絶対にダメ！「123456」とか「password」とか、誕生日や名前なんて論外だわね。悪い人はああいうのを真っ先に試してくるものよ。
じゃあどうすればいいかって言うと、
– **長くて複雑なパスワード**：英字の大文字と小文字、数字、記号を組み合わせて、できるだけ長くするの。
– **使い回しはしない**：違うサービスでは違うパスワードを使うのが鉄則よ。もし一つバレたら、全部乗っ取られちゃう可能性があるからね。
– **二段階認証の設定**：これはね、パスワード以外にも、スマホに送られてくる番号を入力しないとログインできないようにする機能なの。ちょっと面倒かもしれないけど、セキュリティはグッと高まるから、ぜひ設定してほしいわ。
– **パスワードは誰にも教えない**：親しい友達でも、絶対に教えてはいけないことよ。
パスワードを覚えるのが大変だったら、紙に書いて大切にしまっておくとか、パスワードを管理する「パスワードマネージャー」というアプリを使う手もあるらしいけど、それはちょっと難しいかしらね。とにかく、お孫さんにはパスワードの大切さをしっかり教えてあげてほしいの。
不審なメッセージやリンクには絶対に触れない
これはね、詐欺から身を守るためにとっても大切なことよ。
– **知らない人からのメッセージは開かない、返信しない**：これは鉄則。
– **「無料プレゼント」とか「有名人からのメッセージ」など、魅力的な話には裏があること**：大抵は詐欺よ。甘い話には必ず裏があるって、人生の教訓だわね。
– **不審なリンクはクリックしない**：クリックしただけで、ウイルスに感染したり、個人情報を盗まれたりすることもあるから気をつけてほしいわ。
– **もし心配になったら、すぐに親や祖父母に相談するよう教える**：これが一番の安全対策なの。お孫さんが「これ、どうしたらいいの？」って相談できる相手がいるってことが、一番大切よ。
個人情報を投稿しないルール作り
お孫さんにはね、これだけは守ってほしいのよ、ってお願いするの。
– **自分の顔写真や制服姿、学校名、家の場所が特定できるような写真（ベランダからの景色とか、近所のコンビニとかね）は絶対に載せない**。
– **友達の個人情報も、勝手に載せちゃいけない**。友達にも迷惑がかかっちゃうものね。
– **「今からここに行きます！」みたいな、リアルタイムの場所情報は危険**。悪い人に狙われちゃうかもしれないわ。
– **インターネットで知り合った人とは、絶対に直接会わない**。会う時は必ず大人と一緒で、人目のある場所で、というルールを徹底する。
こうしたルールは、一度話しただけじゃなかなか守れないかもしれないわ。だから、根気強く、何度も話してあげる必要があるわね。
ネットいじめに遭ったら、すぐ相談する約束を
もしお孫さんがね、ネットで嫌なことを言われたり、仲間外れにされたりしたら、絶対に一人で抱え込んじゃだめよ、って教えてあげてほしいの。
– **嫌なことがあったら、その画面をスクリーンショットで撮って、証拠を残すこと**。
– **親や祖父母、学校の先生など、信頼できる大人にすぐに相談する大切さ**。
– **警察やインターネットの相談窓口があること**も教えてあげる。
– いじめられている子を守るためにも、自分が何か嫌なことを見かけたら、見て見ぬふりをしないで、大人に伝える勇気を持つことも大切だと教えるべきだわね。
利用時間のルールを決める
これはね、健康のためにも大事なことよ。私もね、ついつい夢中になって手芸なんかしてると、気が付いたら何時間も経ってて、肩が凝って腰が痛くなっちゃうのよね。スマホも同じよ。
– **平日と休日の利用時間の上限を決める**。例えば「平日は1時間まで、休日は2時間まで」とか。
– **寝る前にはスマホを見せない**。これは睡眠の質にも関わるからね。
– **食事中はスマホ禁止**。家族の会話を大切にしたいものね。
– **家族全員で「デジタルデトックスの日」を作る**。週に一度はみんなでスマホから離れて、おしゃべりしたり、散歩したりするのも良いわね。
家族で話し合う機会を作る
これが一番難しいことかもしれないわね…特に、息子のお嫁さんとはね、私も遠慮しちゃって、なかなか言いにくいこともあるのよ。でも、お孫さんの安全のためだもの、勇気を出して話し合うことが大切だわ。
– 孫のSNS利用について、家族全員で定期的に話し合う場を設ける。
– どんなSNSを使っているのか、どんなことを投稿しているのか、危険性を共有し、ルールを決める。
– 祖父母も、SNSについて学ぶ姿勢を見せる。分からないことは息子夫婦に教えてもらったり、一緒にネットで調べたりするのもいいわね。
祖父母の負担を軽くするために
正直言って、これだけのことを私たち祖父母だけで全部やるのは、本当に大変なことよ。私もね、目が悪くてスマホの小さい画面はよく見えないし、肩こりや腰痛もひどくて、疲れやすいから、ついつい「もういいや…」って諦めそうになることもあるの。でもね、大切な孫のためだもの、頑張らなくちゃって思うんだけど…やっぱり無理は禁物よね。
全てを一人で抱え込まないこと
私たちだけが頑張る必要はないのよ。腰痛持ちにはきついものね。
お孫さんのSNSの管理は、本来は親である息子夫婦の責任だものね。
だから、息子夫婦と協力して、役割分担をすることがとても大切なの。
「お嫁さんが忙しそうだから、私がなんとかしなくちゃ…」って、遠慮しちゃう気持ちもよく分かるけど、孫のためには、しっかり話し合って、お互いに協力することが大事なのよ。お孫さんの安全に関わることだから、私たち祖父母も口を出す権利があるはずよ。
専門家や相談窓口を利用する
私たちだけじゃ分からないことだってたくさんあるわ。そんな時は、迷わず専門家の方を頼るべきだわね。
– **消費者庁**：インターネットのトラブルや詐欺について相談できるわ。
– **警察庁**：もし犯罪に巻き込まれたり、悪質な被害に遭ったりした場合は、すぐに相談すべきよ。
– **教育委員会**：学校でのいじめやネットに関する問題について、学校と連携して相談に乗ってくれるわ。
– 各都道府県には、「青少年相談窓口」や「サイバー犯罪相談窓口」といった専門の機関があるのよ。インターネットで検索するか、地域の役場に問い合わせてみてほしいわ。
– 地域の子育て支援センターや、公民館で開かれているインターネットに関する相談会に参加してみるのも良いかもしれないわね。インターネットに詳しいボランティアの方が、優しく教えてくれることもあるみたいよ。
自分の時間も大切にする
お孫さんのことは可愛いけれど、自分のことも大事にしなくっちゃね。私もね、夫が他界してから、つい孫のことばかりに意識がいっちゃって、自分のことは後回しにしがちだったの。でもね、心も体も健康でいないと、大切な孫を守ることなんてできないものね。
だから、
– **趣味の時間を持つ**：私だったら花をいじったり、手芸をしたりね。編み物なんかしてると、肩は凝るけど、心が落ち着くのよ。
– **友人との交流**：同じ悩みを持つ祖父母仲間とおしゃべりするだけでも、心が軽くなるわ。情報交換もできるしね。
– **適切な休息を取る**：目の疲れや肩こり、腰痛のケアも忘れずにね。たまにはマッサージに行ったり、ゆっくりお風呂に入ったりして、自分の体を労わってあげてほしいわ。
– 完璧を目指さないこと：私もね、ついつい心配しすぎて、あれこれ口出ししちゃうんだけど、完璧にやるのは無理なのよね。大切なのは、お孫さんが困った時に「この人には相談できる」と思ってもらえる関係を築くことなの。日頃からコミュニケーションを取り、信頼関係を深めることが何より大切よ。
お孫さんとの絆を深めるデジタル活用法
ここまで、お孫さんのSNS利用の危険性や、具体的な対策についてお話ししてきました。なんだか、難しい話ばかりで、疲れてしまったかもしれないわね。私もね、目がしょぼしょぼしてきちゃったわ。でも、これだけは言えるわ。お孫さんのSNS利用は、もう現代社会の現実なのよ。完全にシャットアウトするのは難しい時代になってしまったわ。
だからこそ、大切なのは、危険を理解し、適切な対策を講じること。そして、私たち祖父母も、時代に取り残されないように、少しずつでも知識を増やしていくことが大切だわね。
お孫さんを守ることは、私たち祖父母の愛情表現だもの。私たちは、お孫さんにとって、いつでも頼れる、安全な存在でありたいわ。
それにね、SNSは危険ばかりじゃないのよ。適切に使えば、お孫さんとの距離を縮める、素晴らしいツールにもなるって、最近私も気が付いたの。ビデオ通話で孫の顔を見ながらお話ししたり、孫が送ってくれた写真を見て癒されたり、遠く離れていても、SNSがあるおかげで、お孫さんの成長を近くで感じられることもあるのよね。
確かに、目が疲れるし、肩も凝るし、分からないことも多いし、心配も尽きないけれど…でも、お孫さんが笑顔で、健やかに育っていく姿を見るのが、私たち祖父母の一番の喜びじゃないかしら？
この情報がね、皆さんの不安を少しでも軽くする助けになったら、本当に嬉しいわ。これからも、お孫さんと素晴らしい時間を過ごしてくださいね。
最後にね、皆さんに聞きたいことがあるんだけど、皆様のお宅では、お孫さんのSNS利用について、どんな工夫をされているのかしら？ よかったら、コメントで教えてくださると嬉しいわ。私のような不器用な祖母にも、何かできることがあるかもしれないからね。みんなで力を合わせて、大切なお孫さんたちを、この複雑な世界から守ってあげましょうね。
ありがとぅございました。
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