孫の未来を育む!祖父母が知るべき「感情的にならない」叱り方で、行動の理由を伝え、自信が育つ「褒め方」の魔法

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孫の未来を育む!祖父母が知るべき「感情的にならない」叱り方で、行動の理由を伝え、自信が育つ「褒め方」の魔法

可愛い孫にどう接したらいい?祖父母の悩み、深呼吸して向き合いましょう

 おじいちゃん、おばあちゃん、こんにちは!定年退職してから、私は毎日、息子の家に遊びに来る孫の成長を見守るのが何よりの楽しみです。もう本当に可愛くて可愛くて、目に入れても痛くない、ってこのことよねって、つくづく感じます。きっと、あなたも同じ気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。

 でもね、可愛いからこそ、悩むことってありませんか?例えば、孫が危ないことをしたり、お友達に意地悪をしたり、あるいは家の中で物を散らかしたりした時、「いけないことだよ」って伝えたいけれど、どう言ったらいいか迷ってしまう。ついつい「ダメ!」って感情的に声を荒げてしまって、後で「あぁ、なんであんな言い方しちゃったんだろう…」って後悔すること、私にはしょっちゅうありました。孫のキラキラした瞳が不安そうに揺れるのを見ると、胸が締め付けられる思いでしたね。

 それに、一生懸命頑張った孫を褒めてあげたいんだけど、「すごいね」「えらいね」って言うだけで、本当に伝わっているのかな?もっと効果的な褒め方があるんじゃないか?って、頭を抱えることも。お嫁さんたちが忙しい中、一生懸命子育てしているのを見ていると、私たち祖父母が下手に口出しして、子育ての方針を乱してしまわないか、という気兼ねもありますよね。孫のことは大好きだし、何か手助けしたいけれど、お嫁さんとの関係にヒビが入ってしまっては元も子もないですし。

 そう、私たち祖父母にとって、孫との関わり方って本当に奥が深いんです。でもね、安心してください。孫を想うその優しい気持ちがあれば、大丈夫。今日は、私自身の経験も踏まえながら、孫の心に寄り添い、健やかな成長を促すための「叱り方」と「褒め方」の秘訣を、あなたと分かち合いたいと思います。特に、感情的にならずに孫の行動の理由を伝え、孫の自信を育む「魔法の褒め方」について、たっぷりお話させていただきますね。この記事が、あなたと可愛いお孫さんの絆を、より一層深めるきっかけになれば嬉しいです。

孫の未来を育む!「感情的にならない叱り方」の魔法

 「叱る」と聞くと、なんだかネガティブな響きに感じられるかもしれませんね。でも、孫が社会で生きていく上で必要なルールやマナーを教えること、そして、危険から身を守る術を伝えることは、私たち大人の大切な役割です。本当に叱らなければいけない時、私たちはどうしたらいいのでしょうか?大切なのは、感情的に怒鳴りつけるのではなく、孫が「なぜいけないのか」を理解できるように伝えることです。

なぜ感情的にならない叱り方が大切なのか?

 感情的に大声で叱ると、子どもは恐怖を感じ、ただ萎縮してしまうだけになりがちです。「叱られた」という事実だけが残り、なぜ叱られたのか、どうすれば良かったのかという本質的な学びには繋がりにくいのです。また、親や祖父母への信頼を失うことにもなりかねません。私たち祖父母の役割は、孫にとって心の安全基地であること。だからこそ、孫が安心して耳を傾けられるような、穏やかな叱り方を心がけることが何よりも大切なんです。

具体的な「感情的にならない叱り方」ステップ

 私も、最初はついカッとなってしまうことがありました。でも、孫の小さな背中を見て、「この子の未来のために、今、私ができることは何だろう?」と考えるようになったんです。試行錯誤の末に見つけた、いくつかのステップをご紹介しますね。

 1.クールダウンタイムを設ける
   まず、ご自身が感情的になっているなと感じたら、一度その場を離れて深呼吸をしましょう。孫が危ないことをした時など、反射的に声が出てしまうのは仕方のないことです。でも、その後の対応は、冷静になってから。例えば、「ちょっとおばあちゃん、お茶を入れてくるね」と席を外し、数分間気持ちを落ち着ける時間を作るんです。このわずかな時間が、感情的な爆発を防ぎ、穏やかな対話の準備になります。

 2.場所とタイミングを選ぶ
   人前で叱るのは避けましょう。孫は恥ずかしい気持ちになってしまい、反発したり、殻に閉じこもったりする可能性があります。また、遊びに夢中になっている時や、空腹で機嫌が悪い時なども避けた方が賢明です。孫が落ち着いて話を聞けるような、静かな場所で、目線を合わせて話すように心がけてください。私はいつも、リビングの隅のソファに座って、孫に「ねぇ、ちょっとおばあちゃんとお話しない?」って優しく声をかけるようにしています。

 3.「I(アイ)メッセージ」で気持ちを伝える
   「あなたは〇〇だからダメなのよ!」という「You(ユー)メッセージ」は、孫を責める言葉になりがちです。そうではなく、「おばあちゃんは、あなたが〇〇するのを見ると、心配になるんだよ」というように、ご自身の気持ちを伝える「I(アイ)メッセージ」を使いましょう。
   例えば、おもちゃを散らかしっぱなしにした孫に、「おばあちゃんは、おもちゃが床に散らばっていると、誰かがつまずいて怪我をしないか心配になるんだよ」と伝えるんです。こうすることで、孫は「おばあちゃんが悲しいんだな」「おばあちゃんが心配してくれているんだな」と、感情を受け止めやすくなります。

 4.行動の「なぜ」を具体的に伝える
   ここが最も重要なポイントです。ただ「ダメ!」と言うだけでなく、「なぜその行動がいけないのか」「そうすると、どういうことが起きるのか」「どうすれば良かったのか」を、孫の年齢に合わせて具体的に、簡潔に説明してあげましょう。
   例えば、お皿の食べ物を残した孫に対して、「全部食べなさい!」と叱るのではなく、「残すと食べ物がもったいないし、おばあちゃんは、〇〇ちゃんがお腹が空かないか心配だよ。次からは、食べられる分だけよそってもらうか、残しそうになったら教えてくれると嬉しいな」と伝えます。
   もし、お友達を叩いてしまったら、「叩いちゃダメ!」だけでなく、「お友達が『痛い』って悲しい気持ちになったよ。〇〇ちゃんも痛いのは嫌だよね?もし〇〇ちゃんが嫌な気持ちになったら、『やめて』って言葉で伝える練習をしようね」と、具体的な行動と感情、そして代替案を提示するんです。孫は、「なるほど、だからいけないんだ」と納得し、次からの行動に繋げやすくなります。

 5.解決策を一緒に考える
   叱った後で、孫に一方的に「〇〇しなさい」と指示するのではなく、「次からはどうしたらいいと思う?」と問いかけ、一緒に解決策を考えてみましょう。孫自身に考えさせることで、主体性が育ち、自分で問題解決能力を身につけるきっかけになります。例えば、おもちゃの片付けが苦手な孫には、「どうしたらおもちゃが散らからないかな?」「この箱に入れようか?」と、一緒に考える時間を作るんです。

 6.叱った後のフォローを忘れない
   叱り終わったら、「あなたのことが嫌いになったわけじゃないよ」「おばあちゃんは〇〇ちゃんのことが大好きだよ」と、愛情を伝えることを忘れないでください。ギュッと抱きしめたり、頭を撫でてあげたりするのも良いでしょう。叱られた孫は、不安な気持ちでいっぱいです。その不安を取り除き、「見捨てられていない」という安心感を与えることで、孫は健やかに成長できます。

孫の自信を育む!「魔法の褒め方」で自己肯定感をぐんぐん伸ばす

 叱ることと同じくらい、いや、それ以上に大切なのが「褒める」ことです。褒め方は、孫の自己肯定感を育み、「自分はできる」「自分には価値がある」という自信の土台を築く上で、絶大な効果を発揮します。

なぜ褒め方が大切なのか?

 人は褒められることで、承認欲求が満たされ、やる気や意欲が向上します。特に子どもは、大人からの肯定的な評価が、そのまま自己肯定感に繋がります。褒められる経験が少ないと、「どうせ自分はダメだ」という自己否定の気持ちが芽生え、新しいことへの挑戦をためらうようになってしまいます。私たち祖父母は、無条件の愛情を持って、孫の「良いところ」を見つけ、それを言葉で伝えることで、孫の心の栄養となることができるのです。

具体的な「魔法の褒め方」

 私も、孫が何かできた時に「すごいね!」としか言えなかった頃がありました。でも、それでは孫の心には響かないんですよね。孫が「おばあちゃん、僕頑張ったよ!」って誇らしげに報告してくれた時、「具体的にどこを褒めてあげたらいいんだろう?」って真剣に考えたんです。

 1.結果だけでなく「プロセス」を褒める
   テストで満点を取った、逆上がりができたなど、結果だけを褒めるのではなく、そこに至るまでの「努力」や「過程」を具体的に言葉にして褒めましょう
   例えば、「テストで満点、すごいね!毎日一生懸命勉強していたの、おばあちゃん知ってるよ。諦めずに頑張ったね」と伝えます。絵を描いた孫には、「うわぁ、上手に描けたね!色を塗るのに、すごく集中して頑張っていたの、おばあちゃん見ていたよ」というように、努力や工夫に焦点を当てます。こうすることで、孫は「結果が出なくても、努力すること自体が大切なんだ」と学び、困難に直面した時も諦めずに挑戦する心が育ちます。

 2.具体的に褒める
   ただ「すごいね」「えらいね」と漠然と褒めるだけでは、孫は何を褒められているのか分かりません。何が、どのように「すごい」のかを具体的に伝えましょう
   例えば、お手伝いをしてくれた孫には、「お皿を運んでくれてありがとう!両手でしっかり持って、ゆっくり歩いてくれたから、一つも落とさずに運べたね!とっても助かったよ」と具体的に褒めます。初めて逆上がりができた孫には、「逆上がり、おめでとう!腕の力を使って、最後まで諦めずに足を持ち上げたのがすごいね!」というように、その行動のどの部分が素晴らしいのかを明確に伝えます。孫は自分のどんな行動が良いことだったのかを理解し、その行動を繰り返すようになります。

 3.比較しない
   「〇〇ちゃんはできるのに、あなたはまだできないの?」などと、他の子や兄弟と比較して褒めるのは絶対に避けましょう。比較は、孫の心を傷つけ、自信を奪ってしまいます。孫一人ひとりの成長を、その子のペースで認め、褒めてあげることが大切です。

 4.本人の努力を褒める
   「あなたは賢いね」「足が速いね」など、生まれ持った才能や能力を褒めるのも良いですが、それよりも本人の努力や工夫によって成し遂げたことを褒める方が、孫の成長を促します
   「諦めずに練習したから、できるようになって本当にすごいね!」
   「どうしたらもっと良くなるか、一生懸命考えているの、おばあちゃん嬉しいよ」
   このように、努力の過程に焦点を当てることで、孫は「努力すればできるんだ」という自信を深め、次なる挑戦への意欲を掻き立てられます。

 5.認め、共感する姿勢
   孫が何かを成し遂げた時、ただ褒めるだけでなく、その時の孫の気持ちに寄り添い、「頑張ったね」「嬉しかったでしょう?」「悔しかったね」と共感の言葉をかけることも大切です。孫の感情を認め、受け止めることで、孫は「自分は理解されている」という安心感を抱き、自己開示ができるようになります。

 6.「ありがとう」を伝える
   孫がお手伝いをしてくれた時など、感謝の気持ちを伝えることも、立派な褒め方の一つです。「〇〇ちゃんがお手伝いしてくれたおかげで、おばあちゃん、すごく助かったよ、ありがとうね!」と具体的に感謝を伝えることで、孫は「自分の行動が誰かの役に立った」という喜びを感じ、自己肯定感を高めることができます。

祖父母だからできる!お嫁さんとの連携と孫との特別な時間

 私たち祖父母は、子育ての主役ではありません。主役は、もちろん息子夫婦、つまりお嫁さんたちです。だからこそ、お嫁さんの子育ての方針を尊重し、サポート役に徹することが、孫との良好な関係を長く続ける秘訣だと、私は心から感じています。

お嫁さんとのコミュニケーション術

 「うちの子育ては、お嫁さん任せで…」なんて謙遜なさる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。お嫁さんとの良好な関係は、孫との関係にも直結します。
  ・子育ての主役はお嫁さん、という意識を忘れない
   私たち祖父母は、子育ての経験があるからこそ、つい口を出したくなるもの。でも、時代は常に変化していますし、子育ての方法も多様化しています。「お嫁さんの方針を尊重する」という姿勢を常に持ち続けることが大切です。
  ・さりげなく、子育ての方針を聞く
   例えば、「〇〇ちゃん、最近イヤイヤ期が大変でしょう?お嫁さんは、どんな風に対応しているの?」とか、「〇〇ちゃんを叱る時、どんなことに気をつけている?」などと、質問形式で、お嫁さんの子育ての方針を聞いてみるのはどうでしょう。私たちは、その方針に合わせて孫に接することで、一貫した教育を提供できますし、お嫁さんとの信頼関係も深まります。
  ・「何か困っていることはない?」とサポート役を申し出る
   お嫁さんたちは、家事に育児に、本当に毎日大変な思いをしています。そんな時に、「何か困っていることはない?」「おばあちゃんにできることがあったら、いつでも言ってね」と、具体的なサポートを申し出てみましょう。食事を作って持っていく、孫を少しの時間預かる、買い物に行く、など、どんな小さなことでも、お嫁さんにとっては大きな助けになります。
  ・お嫁さんの子育てをねぎらい、感謝の気持ちを伝える
   「〇〇ちゃんがこんなに素直に育ったのは、お嫁さんが一生懸命子育てしてくれているおかげね。いつもありがとうね」というような、心からの感謝とねぎらいの言葉は、お嫁さんの心を温かくするはずです。お嫁さんが笑顔でいることが、孫の笑顔にも繋がるんです。

祖父母ならではの特別な役割

 私たち祖父母には、親にはできない、特別な役割があります。それは、孫の心に「無条件の愛情」を注ぐ「心の安全基地」となることです。
  ・無条件の愛情を注ぐ「心の安全基地」
   お父さんやお母さんは、社会のルールや勉強、しつけなど、どうしても孫に厳しく接しなければならない場面があります。しかし、祖父母はそうではありません。もちろん、いけないことはきちんと叱るべきですが、それ以上に、孫がどんな時でも「ここにいれば安心できる」「ありのままの自分を受け入れてくれる」と感じられる、そんな心の拠り所になることができます。孫が困った時、悲しい時、そっと抱きしめてあげるだけで、孫の心は安らぎ、安心感を得られるのです。
  ・豊かな経験と知恵を伝える
   私たち祖父母は、人生の酸いも甘いも経験してきた「知恵の宝庫」です。昔の遊びや童謡、季節の移ろい、自然の面白さなど、親世代ではなかなか伝えきれないようなことを、孫に教えてあげることができます。畑仕事を手伝わせたり、一緒に昔ながらのおやつを作ったり、体験を通して孫の五感を刺激し、豊かな心を育むことができるのは、祖父母ならではの特権です。
  ・ゆったりとした時間を提供する
   現代の親世代は、仕事に家事に育児にと、本当に忙しい日々を送っています。そんな中で、私たちは孫と「ゆったりとした時間」を過ごすことができます。焦らず、急かさず、ただ一緒にいる時間。公園でひたすら砂遊びに付き合ったり、飽きるまで絵本を読んであげたり、ゆっくりと散歩しながら道端の草花を観察したり。そうした時間が、孫の心に豊かな感情と記憶を刻みつけ、情緒豊かな人間に育てる土台となります。

ちょっと一息!孫の成長を応援する祖父母の知恵袋

 ここまで、孫への叱り方や褒め方について、具体的なお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?少し疲れてしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。ここからは、孫の成長をさらに応援するための、ちょっとした知恵をいくつかご紹介させてください。

年齢別、孫との関わり方のヒント

 孫との関わり方は、成長の段階によって少しずつ変えていく必要があります。

 ・乳幼児期(0~3歳頃)
   この時期は、安心感と信頼関係を築くことが最優先です。
   → たくさんのスキンシップ:抱っこ、高い高い、くすぐりなど、肌と肌の触れ合いを通して愛情を伝えましょう。
   → 五感を刺激する遊び:手遊び歌、絵本の読み聞かせ、外に出て風の音や鳥の声を聞かせるなど、豊かな感覚体験を提供しましょう。
   → 安心できる存在として:泣いている時は、そっと抱きしめ、優しく声をかけることで、「おばあちゃんはいつも味方だよ」という安心感を育みましょう。

 ・幼児期(3~6歳頃)
   自我が芽生え、社会性が育っていく大切な時期です。
   → 探索活動をサポート:好奇心旺盛な時期なので、「なんで?」「どうして?」を一緒に考え、探求する姿勢を応援しましょう。公園で虫を見つけたり、草花を観察したりするのも良いですね。
   → 自己肯定感を育む声かけ:できたことを具体的に褒め、「自分でできたね!」という達成感をたくさん経験させてあげましょう。
   → 簡単なルールを教える:交通ルール、おもちゃの片付け、お友達との関わり方など、少しずつ社会のルールを分かりやすく伝え、実践を促しましょう。

 ・学童期(小学生以降)
   学校生活が始まり、行動範囲が広がる時期です。
   → 話を聞く姿勢:学校での出来事や友達関係など、孫の話を真剣に聞くことで、信頼関係を深めましょう。「うんうん」「それで?」と相槌を打つだけでも、孫は安心して話してくれます。
   → 挑戦を応援:習い事や新しいことへの挑戦を応援し、結果だけでなく、努力や過程を褒めることで、自信を育みましょう。
   → 自律を促す声かけ:「どうしたい?」「どうすればいいと思う?」と問いかけ、自分で考え、選択する機会を与えましょう。祖父母は、そっと見守る存在であることも大切です。

祖父母自身の心のケアも忘れずに

 孫のことが可愛いからこそ、私たち祖父母も、ついつい頑張りすぎてしまうことがありますよね。でも、ご自身の心と体の健康を大切にすることも、孫との良い関係を続けていく上で非常に重要です。
  ・完璧を目指さないことの大切さ
   「こうでなければならない」と完璧を求めすぎると、ご自身が疲れてしまいます。時には「まっ、いっか!」と肩の力を抜くことも大切です。少しくらい散らかっていても、怒ってしまっても、後でフォローすれば大丈夫。完璧な祖父母なんていません。大切なのは、孫への愛情と、いつでも孫の味方であるという気持ちです。
  ・一人で抱え込まずに相談することも大切
   孫との関係で悩んだり、お嫁さんとのことでモヤモヤしたりしたら、一人で抱え込まずに、信頼できる友人や夫、地域の相談窓口などに話を聞いてもらうことも大切です。話すだけでも気持ちが楽になりますし、意外な解決策が見つかることもあります。
  ・祖父母自身も、自分の時間を大切にする
   孫と過ごす時間は何物にも代えがたいものですが、ご自身の趣味の時間や、友人との交流の時間も大切にしてください。心にゆとりがある方が、孫にも優しく接することができますし、孫も、生き生きとした祖父母の姿を見て、嬉しい気持ちになるはずです。

おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう!その愛情が孫の未来を照らします

 私たちは、孫を育てる上での大切な「応援団」です。親とは異なる視点から、孫に寄り添い、無条件の愛情を注ぐことができるのは、私たち祖父母にしかできない、尊い役割だと私は信じています。

 今日お話しした「感情的にならない叱り方」と「魔法の褒め方」は、少し練習が必要かもしれません。でも、ご安心ください。大切なのは、テクニックよりも、孫への深い愛情と、「この子のために、もっと良い関わり方をしたい」というあなたの優しい気持ちです。

 孫が何か失敗しても、大丈夫。それは学びのチャンスです。
 孫が何かに挑戦したら、どんな小さなことでも、その努力を心から褒めてあげてください。

 そうして愛情深く接していくうちに、きっとお孫さんは、自己肯定感を育み、どんな困難にも立ち向かえる、しなやかな心を持った人間に育っていくことでしょう。そしていつか、大人になった孫が、あなたの優しい手を握って「おじいちゃん、おばあちゃん、あの時、本当にありがとう」と、心からの感謝を伝えてくれる日が来るはずです。

 その日のために、そして何よりも、今目の前にいる可愛いお孫さんの笑顔のために、私たち祖父母は、今日も一歩ずつ、成長していきましょうね。あなたの愛情が、お孫さんの未来を温かく照らしてくれることを、心から願っています。

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