孫への嫉妬は自然な感情だった!複数の孫と心穏やかに向き合い、自己肯定感を育むヒント

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孫への嫉妬は自然な感情だった!複数の孫と心穏やかに向き合い、自己肯定感を育むヒント

もしかして、私だけ?「孫への嫉妬」という心のざわめき

ねぇ、あなたもそうかしら?

    「孫は可愛い。もちろん、本当に可愛いのよ」

そう思いながらも、心のどこかで、ふと、チクリと、小さなトゲが刺さったような、そんな経験はありませんか?

    「私だけなのかなぁ……」

そう思って、誰にも相談できずに、胸の奥にしまいこんでいる方も、いらっしゃるかもしれませんね。

特に、孫が一人じゃなくて、二人、三人って増えていくと、余計にそう感じる、なんてお話もよく耳にします。

上の子には、たくさんお洋服も買ってあげて、一緒に旅行にも行ったのに、下の子が生まれてからは、なんだかバタバタしちゃって、そこまで手が回らないような気がして。

    「ああ、私って、ひいきしてるのかしら」

    「ちゃんと同じように接しなくちゃ」

そんな風に、自分を責めてしまったり、無理に平等に振る舞おうとして、疲れてしまったり……。

私もそうでしたよ。

この歳になって、ようやく定年を迎えて、これからは悠々自適に、なんて思っていた矢先に、夫が先に逝ってしまってね。

一人暮らしが始まって、ぽっかり空いた心に、息子の家族が、可愛い孫たちが、光を灯してくれたのは、本当に、本当にありがたいこと。

息子夫婦も、気を使ってくれて、よく遊びに来てくれるの。

可愛い孫たちの顔を見るたびに、肩こりも腰痛も、どこかへ飛んでいっちゃうような気がするんだけど、それでも、心の中に、なんとも言えないざわめきを感じることがあったんです。

例えば、上の子を抱きしめている時に、ふと、下の子がこっちを見ているような気がして、急いで下の子にも声をかけたりね。

きっと、お嫁さんにも、しっかり見てるわ、って思われてるんじゃないかしら、なんて、ついつい心配になっちゃったりして。

そんなお気持ち、痛いほど分かります。

だって、私がそうでしたもの。

でもね、安心してください。

それは決して、あなたが悪いわけではありません。

    実は「孫への嫉妬」や「兄弟への接し方」に関する悩みは、多くの祖父母が密かに抱えている、ごく自然な感情なんです。

誰にも言えずに、一人で抱え込んでしまうから、余計に苦しくなってしまうんですよね。

でも、大丈夫。

あなたは一人じゃありません。

このブログを読んでいる、あなたと私は、きっと同じ気持ちを分かち合えるはずです。

この記事では、そんなあなたの心のモヤモヤを解きほぐし、孫たちと心穏やかに向き合えるようになるためのヒントを、私の経験も交えながら、ゆっくりとお届けしていきたいと思っています。

どうか、安心して、読み進めてみてくださいね。

複数の孫と心穏やかに向き合う秘訣

さて、先ほども少し触れましたが、孫への、特に複数の孫への、なんとも言えない心のざわめき。

それが、もしかしたら「嫉妬」という言葉で表現されるものなのかもしれませんません。

でもね、嫉妬って聞くと、なんだかとても悪い感情のように思えてしまって、自分を責めてしまう方もいらっしゃるでしょう。

でも、それは、けして悪いことばかりではありません。

むしろ、孫を深く愛しているからこそ、生まれる感情なんです。

では、一体なぜ、私たちは「孫への嫉妬」のような感情を抱いてしまうのでしょうか。

少し深く掘り下げて考えてみましょうね。

    例えば、一番最初に生まれた孫に対しては、きっと、特別に深い愛情を注いできたはずです。

初めての孫の誕生は、私たちにとって、何物にも代えがたい喜びであり、初めて「おじいちゃん」「おばあちゃん」になる感動を与えてくれましたよね。

その子との時間は、本当にかけがえのないもので、私たち自身の若かりし頃の子育てを思い出すきっかけにもなったりして。

それから、二人目、三人目の孫が生まれてくると、その愛情を「どう分配すればいいのか」という無意識の戸惑いが生まれることがあります。

決して愛情が減るわけではないのだけど、時間や労力には限りがありますから、どうしても上の子にかけた時間と同じだけを、下の子にもかけられない、という現実があるわけです。

    そして、親である息子夫婦が、特定の孫に、より多くの時間や注意を注いでいるように見えると、私たち祖父母も、無意識のうちに比較してしまったりすることもあります。

「あの子には新しいおもちゃを買ってあげてるけど、この子にはまだかしら」なんて、余計な心配をしてしまったり。

これは、私たちの世代が子育てをしていた頃とは、現代の子育てに関する情報や考え方も大きく変わってきていることへの戸惑いも影響しているかもしれません。

    加えて、私たち祖父母が、自身の育児経験と、今目の前にいる孫たちとの関わりを、無意識に比較してしまうこともあります。

「私の時は、もっとこうしていたのに」とか、「この子には、もっとああしてあげたいのに、息子夫婦が……」なんて、心の中で思ってしまうことがあるかもしれませんね。

このように、孫を深く愛しているからこそ、そして、祖父母として、孫たちの成長を心から願っているからこそ、生まれる、とても複雑で、繊細な感情が「孫への嫉妬」の正体なのかもしれません。

これは、誰にでも起こりうること。

決して、あなたが特別おかしいわけではない、ということを、まずは心に留めておいてくださいね。

    では、この「孫への嫉妬」のような感情と、どのように向き合えば、複数の孫と心穏やかに接することができるのでしょうか。

具体的な秘訣をいくつかご紹介しますね。

1.平等に接することへのプレッシャーから自由になる

「平等に接しなくちゃ」という思いは、祖父母として当然の気持ちです。

でも、人間はロボットじゃありませんから、感情に差が出るのは当たり前。

無理に完璧な「平等」を目指そうとすると、かえって疲れてしまいます。

    大切なのは、それぞれの孫の個性を尊重すること。

そして、その子ならではの魅力を見つけて、そこに愛情を注ぐことです。

    例えば、上の孫とは、一緒にパズルをしたり、ちょっと難しい読み聞かせをしたり、集中して何かを作り上げたりする時間を大切にする。

下の子とは、絵本を読んだり、手遊びをしたり、公園で走り回ったりと、その子の年齢や発達段階に合わせた関わり方をする。

そうすることで、それぞれの孫が「自分はおばあちゃん(おじいちゃん)に愛されている」と感じることができます。

これは、一人ひとりの孫と「一対一の時間」を意識的に作る、ということでもありますね。

例えば、電話で話す時も、兄弟で代わる代わる話すのも良いけれど、時々は、一人ずつと、少しだけ長くお話する時間を作るのも良いでしょう。

「〇〇ちゃんとは、この前ね、お花畑に行ったけど、楽しかったわねぇ」なんて、その子との特別な思い出を言葉にしてあげるのも、きっと喜ばれます。

    そしてね、贈り物も、必ずしも同じ値段のものを、同じ数だけ与える必要はありません。

心を込めた手作りの贈り物こそが、何よりも大切なんです。

私も手芸が好きでね、目が悪くなってきて、細かい作業はちょっと大変なんだけど、可愛い孫たちのために、一生懸命、手編みのマフラーを編んだり、刺しゅう入りのハンカチを作ったりしています。

不器用だから、ちょっと目がおかしいところもあるんだけど、それでも、孫たちが「おばあちゃんが作ってくれたの!」って嬉しそうに身につけてくれると、もう、それだけで胸がいっぱいになります。

上の子には、ちょっとお姉さんらしい、落ち着いた色の毛糸で編んであげて、下の子には、可愛い動物のモチーフをつけたりして。

そうやって、その子のことを思いながら作ったものって、お金では買えない、温かい気持ちが伝わるんじゃないかしら。

それが一番、心に残るものだと、私は信じているんです。

2.親(息子夫婦)との良好な関係を築く

孫たちとの関係は、息子夫婦との関係と密接に結びついています。

どんなに孫が可愛くても、息子夫婦、特に嫁さんとの関係がギクシャクしていると、どうしても孫との時間も、どこか心穏やかではいられません。

    最も大切なのは、息子夫婦の教育方針を尊重する姿勢です。

私たちの世代とは子育ての常識が違いますから、つい「こうしなさい」「ああしなさい」と言いたくなってしまう気持ちもわかります。

でも、そこはグッと我慢して、彼らのやり方を見守ってあげることが、信頼関係を築く上でとても重要です。

    そして、特に嫁さんとの良好な関係を築くことは、孫との時間を豊かにするためには欠かせません。

可愛い孫を生んでくれたことへの感謝、そして、毎日子育てを頑張っていることへの労いの言葉を、惜しまずに伝えてあげてください。

「いつもありがとうね」「大変でしょう、無理しないでね」と声をかけるだけでも、きっと彼女の心に響くはずです。

私は、料理はちょっと苦手なんだけど、息子夫婦が孫を連れて遊びに来てくれる時は、頑張って、皆が好きなものをこしらえたり、花を飾ったりして、精一杯のおもてなししをしています。

そして、帰る時には、必ず「いつも、遠いのにわざわざありがとうね。〇〇ちゃんも、△△ちゃんも、本当に可愛かったわ」って、心から感謝の気持ちを伝えるように心がけています。

もし、何か困ったことがあれば、遠慮なく私にも声をかけてほしい。

頼れる祖父母として、そう思ってもらえたら、本当に嬉しいです。

祖父母が出来るサポートの範囲を明確にすることも大切ですね。

何でもかんでも手伝おうとすると、かえって過干渉になってしまうこともあります。

「何か手伝うことある?」と尋ねて、必要であれば手伝う、というスタンスが、お互いにとって心地よい距離感を保つ秘訣かもしれません。

3.祖父母自身の自己肯定感を育むヒント

孫への嫉妬や、兄弟への接し方に悩むのは、決してあなただけではありません。

その感情は、あなたが孫を深く愛している証拠であり、祖父母として真剣に向き合っているからこそ生まれるものです。

だから、まずは自分の感情を認め、自分を責めないでくださいね。

    完璧な祖父母なんて、どこにもいません。

私たちだって、子育てで悩んだり、失敗したりした経験があるはずです。

今の自分にできる範囲で、できることを精一杯やれば、それで十分なんです。

    そして、自分自身の経験や知恵を活かすこと。

私たちは、長く生きてきた分だけ、たくさんの経験と知恵を持っています。

昔ながらの遊びを教えてあげたり、季節の移り変わりを一緒に感じたり。

私が昔、夫と二人でよく行った花畑に、孫を連れて行ってあげたりね。

そんな風に、私たちの持っているものを、孫たちに伝えていくことも、私たち祖父母だからこそできる、大切な役割です。

そうすることで、私たち自身の存在意義を再確認し、祖父母としての喜びを深く感じることができるはずです。

    そして、何よりも大切なこと。

それは、自分を労わる時間を持つことです。

定年退職して、時間があるからこそ、自分の時間を大切にしてください。

趣味に没頭したり、友人とのおしゃべりを楽しんだり、美味しいものを食べに行ったり。

私の場合は、花壇の手入れをしたり、手芸に没頭したりする時間が、何よりの癒やしです。

最近は、肩こりや腰痛もひどくて、目の疲れも気になるので、無理はしないようにしていますけどね。

夫が亡くなってからは、寂しさを感じることが増えましたが、孫たちとの触れ合いはもちろんのこと、自分の時間を大切にすることも、心の健康には欠かせないことです。

心身ともに健康でいることが、結果的に、孫たちと笑顔で向き合える秘訣にもなりますから。

    私たち祖父母が、心穏やかでいること。

それが、巡り巡って、孫たちの健やかな成長にも繋がるのだと、私は信じています。

4.孫との時間をもっと豊かにするためのアイデア

最後に、孫たちとの時間を、もっともっと楽しく、心に残るものにするためのアイデアをいくつかご紹介しましょう。

    例えば、一緒にできる遊び。

年齢によってできることは違いますから、それぞれの孫に合わせた遊びを考えるのが楽しいですよね。

まだ小さい孫さんには、絵本の読み聞かせがおすすめです。

声をたくさん出して、感情を込めて読んであげると、きっと喜んでくれますよ。

私も目が悪いので、大きい絵本を選んだり、眼鏡をかけたりして、頑張って読んでいます。

読み聞かせは、孫の想像力を育むだけでなく、おばあちゃんの優しい声が、孫の心を落ち着かせ、安らぎを与える効果もあるそうですよ。

もう少し大きくなったら、一緒にブロックで遊んだり、お絵描きをしたり。

外で一緒に体を動かすのも良いですね。

公園でかけっこをしたり、落ち葉を集めたり、季節の移り変わりを一緒に感じながら、自然の中で遊ぶ時間も大切です。

私は、近所の花壇を孫と一緒にお世話したり、季節の花の名前を教えてあげたりすることもあります。

そんな何気ない時間の中に、かけがえのない思い出が生まれるんですよね。

    また、一緒に料理やお菓子作りをするのも、おすすめです。

簡単なクッキー作りや、おにぎり作りでも、子供たちは大喜びします。

一緒に材料を混ぜたり、形を整えたりする作業は、創造性を育み、食育にも繋がります。

何よりも、一緒に作ったものを「美味しいね!」って言いながら食べる時間は、最高の思い出になるはずです。

もちろん、やんちゃ盛りのお孫さんだと、台所が大変なことになる、なんてこともあるかもしれませんけどね。

でも、そんなハプニングも、きっと後から笑い話になりますよ。

    一番大切なのは、孫たちの目をしっかり見て、心から楽しむことです。

「おばあちゃん、楽しそうだなぁ」と感じてもらえれば、それだけで十分。

完璧を目指さず、おおらかな気持ちで接することが、孫たちとの絆を深める一番の秘訣だと思っています。

大切な孫との時間を心ゆくまで楽しむために

ここまで、孫への嫉妬という感情の正体や、複数の孫と心穏やかに向き合うための秘訣について、私自身の経験も踏まえながら、お話ししてきました。

いかがでしたでしょうか。

少しでも、あなたの心のモヤモヤが晴れて、安心していただけたなら、こんなに嬉しいことはありません。

    大切なのは、あなたの抱えている感情は、決して特別なものではない、ということです。

孫を愛するがゆえに生まれる、自然な心の動きなのですから、どうか、自分を責めないでくださいね。

    それぞれの孫が持つ、かけがえのない個性を見つけ出し、そこに愛情を注ぐこと。

そして、一人ひとりの孫と、心を通わせる時間を大切にすること。

決して平等でなくても、その子ならではの愛情表現を心がければ、きっと、孫たちにもあなたの愛情は伝わります。

    そして、忘れてはならないのが、息子夫婦、特に嫁さんとの良好な関係を築くことです。

お互いを尊重し、感謝しあえる関係性が、結果的に、私たち祖父母が、孫たちとの時間を心ゆくまで楽しむための、大切な土台となります。

無理のない範囲で、日頃の感謝や労いを伝えてみてくださいね。

    何よりも、あなた自身の心と体を大切にすること。

趣味の時間を持ったり、友人とおしゃべりしたり、美味しいものを食べたり。

肩こりや腰痛、目の疲れを感じたら、無理せず休むことも大切です。

あなたが笑顔でいることが、孫たちにとって一番の喜びであり、安らぎになるはずです。

夫が亡くなってから、私にとって孫たちは、まるで光のような存在です。

もちろん、寂しさがないわけではありませんが、孫たちの笑顔を見るたびに、心が温かくなります。

このブログを読んでくださっているあなたも、きっとそう思っていらっしゃるはずです。

私たちは、孫たちの成長を見守り、温かい愛情を注いであげる、かけがえのない存在です。

この素晴らしい役割を、心ゆくまで楽しみましょうね。

もしかしたら、これからも、色々な悩みが生まれてくるかもしれません。

そんな時、あなたは、どんな風に気持ちを切り替えていますか?

私と同じように、可愛い孫に会うと、ついつい嬉しくなっちゃって、あれこれしちゃいたくなるけれど、どこまでが「ちょうど良い」関わり方なのか、なんて、私も未だに迷うことがたくさんあります。

もし、何か良い方法があったら、ぜひ私にも教えてくださいね。

私たちおばあちゃん同士、これからも、こうして支え合いながら、孫との毎日を、心から楽しんでいけたら嬉しいです。

どうか、今日が、あなたにとって、心穏やかで、素晴らしい一日になりますように。

また、このブログでお会いしましょうね。

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